著者の松尾一也氏は人材育成に関する会社を立ち上げている方ということです。
自分は50代のサラリーマンなので、この本のターゲットになります。一通り読んでみて、置かれている状況というのは、結構なるほどと思うところがありました。
こうした50代の働き方などの本はこれまでにも何冊か読んできていますが、この本の特徴は、仕事の仕方などにとどまらずに、生活全般の広い範囲について書かれています。特定の年齢に対して書かれている本はたくさんありますが、たまにこうした本を読むことで、自分を俯瞰して見直すいいきっかけになるように思います。
もう少し後の年代を対象とした本としては、これまでに和田秀樹氏の本を何冊か読んでいますが、こちらは60歳ぐらいからの話で、まだ当事者ではないので気持ち的には楽に読むことができました。
人生100年時代と言われていますが、100歳まで生きる人は今の段階ではまだまだ少なく、寿命が伸びるのに合わせて定年も伸びたりしていますが、その状況を受けて働き方も変わっている最中のように思います。短期的に最も影響の大きいのが、今は50代60代ではないかと思います。
この本はkindle unlimittedの読み放題に含まれているものでしたが、amazonで検索すると50代を対象とするこうした本が結構たくさんヒットしてきます。自分だけではなく、みんな色々考えているのだな、だからこうした本もたくさん出版されるのだなと思いました。