少しはじめてみる

50代サラリーマンの読んだ本や購入したものの感想などを書いていきます

「頭が突然鋭くなる瞑想法」を読みました。

著者のスマナサーラ・アルボムッレ氏は、スリランカの出身で、現在では日本で瞑想の指導をしたり仏教の伝道をしているの指導をされている方です。amazonで検索すると膨大な本がヒットします。日々話した内容を文字に起こしているのでしょうか。

本のタイトルは、「頭が突然鋭くなる瞑想法」と自己啓発本も真っ青の強気なものですが、読んでみると意外と面白かったです。

瞑想に関する本は久しぶりに読みました。少し前にマインドフルネスのブームがあったように思いますが自分もそれに乗る形で、しばらく試していました。ただ、なかなか時間が取れないことからやめてしまっています。

amazonの読み放題サービスのKindle Unlimitedで本を探していたときに、ふと気になったので、読むことにしましたが面白い本でした。前半は、瞑想の素晴らしさを説明していて「知識」と「智慧」の違い、「智慧」が出るようになる仕組み仕組みなど、徐々にマインドフルネスの状態になることが智慧につながるという流れになっています。

本の後半では、瞑想のやり方、この本ではヴィパッサナー瞑想というもののやり方を説明してます。大きくは2つ、歩行瞑想と、座って行う瞑想が説明されています。以前に読んだ本よりは簡単に書かれていました。入門編ということもあるのでしょうか。

一冊読んで、これなら自分でも普段実行できそうに思ったのは、歩きながらの瞑想です。普通に歩きながら、前に持ってくる側の足を「右」、「左」、「右」、「左」と頭の中で唱えるだけのものです。これで歩くことに集中することができて良いようです。

朝の通勤でこの本を読んで、昼間仕事をしながら、休憩で歩くときに試してみました。確かに、頭の中で、「右」、「左」、「右」、「左」とやっていると、余計なことを考えることがなく、それまで仕事で煮詰まっていた頭が少しスッキリしたような気がしました。

もう少し続けてみようと思います。