kindle unlimitedにおすすめとして出ていたので読んでみました。
この「身近にあふれる「○○」が3時間でわかる本」は amazon で検索すると20冊ぐらいヒットするのでシリーズ化されているようです。
kindle unlimitedでは、シリーズの一部などが数多く読めたりするキャンペーンがありますが、これがそれかもしれません。
この本は「化学」について様々な範囲の67の話題に関して、それぞれ数分で読み切れるような分量で説明がされています。
薬や毒に関するものや、生活一般に関するものなどの他に、著者の趣味なのか、爆薬や原爆・水爆などの原子爆弾に関するものが意外と細かく書かれているのが印象的でした。
爆薬に関しては、肥料を材料とする爆弾や、液体の爆弾についてなど、成分の細かいところまでは書かれていないものの意外と詳しく説明されていて知識として面白かったです。よくマンガや映画などでホームセンターなどで購入したものから、爆発物を作るシーンがあったりしますが、こういうものがあるのかと再認識しました。
原子爆弾については、原爆と水爆の違いなどの簡単な説明があり、これもまたそこまで区別して知る機会がなかった知識だったので、興味深かったです。
後、よく見聞きしていたものの、理屈をよく理解していなかったものとして、炭素の半減期による年代測定についてです。地層から発見される植物の葉っぱなどの年代測定を行う理屈のなんとなく疑問に思っていたところが分かったのがよかったです。
その他には、再生可能エネルギーや太陽電池のようなよく聞くような話題の単語について解説されていて、知っていることもありつつも、単語としては聞いたことのあるもの、意外と知らなかったことなどがあり、読み終わった後は、何かちょこっと知識がついたかなと思いました。
こうした本は、話題があちこちに行ってしまい、もう一つ面白く読めない場合があるのですが、この本は面白く読めました。あまり得意でない物理についてもこの本が出ているので、チャレンジしようかと思います。